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e-Tax ダウンロード版の設定

次にe-Taxソフト(ダウンロード版)をパソコンにインストールします。以下、おおまかな流れと注意点を書きます。詳しくは、「Stepガイド 法人設立ワンストップとe-Taxの準備」をご覧ください。

e-Taxソフト(ダウンロード版)のインストール

*所定のページから、「e-Taxソフト(共通プログラム)のインストーラ」をダウンロードします。インストール自体は、指示に従ってやれば簡単にできます。

STEP
1
バージョンアップと税目の追加インストール

*税と社会保険関係の他のソフトと大きく違うのが、この部分です。インストールされたe-Taxソフトを起動すると、すぐに「国税庁からのお知らせ」という画面(ポップアップ)が表示され、そこにこう書いてあります。

バージョンアップ

令和3年3月22日に以下の項目を更新しましたので、必要に応じ、バージョンアップを実施してください。なお、共通プログラム及び共通帳票につきましては、利用する手続に関わらず、必ずバージョンアップを実施し、Windowsの再起動を行ってください。(*著者注:必要ありません)

共通プログラム

共通帳票

申告 所得税

申告 酒税

申請 納税関係

申請 消費税

*「共通プログラム」とは何か、国税庁のホームページにはどこにも記述がありません。おそらくシステム全体を統制しているプログラムだと思います。そうであるならば、バージョンアップとは、「バグの修正」「操作性の向上」などの改良が加えられたことを意味すると思われます。

*一方、「申告 所得税」「申請 納税関係」などとあるのは、それぞれ「申告」の方法や、税の適用基準や、税率の変更など、実質的な部分に「バージョンアップ」があったことを意味していると思われます。法人の場合、「申告 所得税」は関係ありませんので無視し、「申請 納税関係」は具体的には分かりませんが、たぶん必要だと思うので、チェックを入れて「バージョンアップ」します。なお、Windowsの再起動せよとのメッセージは出ないので、必要ないと思われます。

*ところでe-Taxのホームページには、こう書いてあります。

 当ホームページからダウンロードしたe-Taxソフトでは、「共通プログラム」「共通帳票」のみがインストールされます。申告・申請書の作成、電子納税等の各手続を行う際には、必要な税目についてインストールを行ってください。

以下、「税目の追加インストール」について説明します。

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追加インストール
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*上のホームページの説明にあるように、e-Taxソフトをインストールして、メインページを開いて、例えば法人税の申告の手続きをしようとしても、法人税という税目自体が表示されません。つまり、申告・納税しようと思う税目を、自分で選んで、そのプログラムをあらかじめ、インストールしておかなければならないのです。

*上の図でその手順を示してます。矢印の最後を見ればお分かりのように、最後は「いつの事業年度の分か?」を選択するようになっています。つまり、この「税目の追加インストール」は、毎年行わなければならないのです。ただし法人がe-Taxソフト(ダウンロード版)で申告・納税しなければならないのは、法人税だけです。

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e-Taxソフト(ダウンロード版)は、起動するときに毎回必要なバージョンアップを行い、法人税を申告するときは、最新の税目フォーマットをインストールしましょう!

STEP
2
利用者ファイルの作成と保存

*e-Taxソフトをインストールして、バージョンアップと税目のインストールが完了すると、自動的にメインページが開きます。そして「利用方法の選択」画面が出るので、「マイナンバーカードを利用しない」を選ぶと、「利用者ファイルの新規作成」を行います。次の画面で、「利用者識別番号」と会社名を入力して、「保存」をクリックすると、パソコンのディレクトリ(階層)が表示されるので、自分で管理しやすい場所を選んで、保存します。

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*これで、いつでも申告と納税ができる状態になりました(左のインデックスで「作成」をクリックします)。

STEP
3

以上で、国税関係のe-Taxによる電子申告、電子納付の準備は完了です。次は地方税に係る、eLTAXの準備です。またe-Taxによる電子申告、電子納付の実際は、「税理士がいらない電子納付の実際 源泉所得税の電子納付のしかた / 法人税の申告と納付(1)確定申告書と添付資料の作り方 / 法人税の申告と納付(2)法人税等の電子納付のしかた」をご覧ください。

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